子どもと料理をする際のルール

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子どもと料理をする際のルール

前回、子どもと料理をする時におすすめの道具についてご紹介しましたが、今回は子どもをキッチンに招き入れる際に、子どもと共有したいルールについてお話します。子どもと料理をする時に一番大事なのは安全ですよね。ここが心配で子どもをキッチンに入れたくない、と感じているお母さんも多いと思いますが、子どもがちゃんと理解できるように伝え方を工夫すれば、子ども達は案外、しっかりとルールを守ってくれるものです。

包丁を使う時の3つのルール

キッチンで危険な事、と言われて思い浮かぶのは「包丁」ですよね。包丁の選び方に関しては前回の記事でご紹介していますが、使う時のルールを確認する事も大切です。一度にたくさん伝えても子ども達は理解できないので、私はポイントを3つに絞って伝えるようにしています。

  • 包丁を持った手は振り回さない
  • 切っている時はよそ見しない
  • 使わない時の包丁の置き方を守る
包丁を使っていない時は、刃を自分とは反対の方に向けて、まな板の向こう側に置きます。

「左手は猫の手」などの技術的な事は、実践する中で少しずつ身に付いていきます。最初のうちは二人羽織で、左手も大人がカバーしながら切るようにし、様子をみながら少しずつ介助量を減らすようにしていきましょう。

火を使う時の3つのルール

包丁の他にキッチンの危険といえば、「火」です。火傷は命に関わることもあるので、ここでのルールは特にしっかりと伝える必要があります。

  • 火の回りでは走らない、ジャンプしない、暴れない
  • お鍋に材料を入れる時には投げない
  • 熱いお鍋に触らない

子どもは楽しくなるとどうしても動きが大きくなりがちです。楽しく調理できているのは素敵な事ではありますが、火を使う時だけは少しクールダウンするように、毎回このルールを確認してから作業を始めるようにしています。特にお鍋の熱くなる場所の確認はしっかりとするようにしていて、お鍋のふちと持ち手の付け根の部分はうっかり触りがちなので、必ず毎回確認しています。

ルールを伝えるのは必ず作業に入る前

包丁を使う時も火を使う時も、その他気を付けて欲しいことがある時も、注意事項やルールは必ず作業に入る前に確認する、というのがポイントです。大人にとっては当たり前と感じている危険も、子ども達は経験していないので知らない事なのです。作業前にしっかりと伝える事で心の準備をしてから、作業できるようにしてあげると、危険もグンと減りますよ。

食育のためにはキッチンは楽しい場所である事が大切です。そのためにも、しっかりとルールを伝え、安全面に留意しながら楽しく調理できるといいですね。

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