ラーメンが好きな子どもへの食育

私の運営する食育スクール(青空キッチン京都仁和寺校)では、味噌ラーメンを作るレッスンを10月に実施しました。スープから自分で作る完全手作りラーメンで、子どもにも安心の優しい味付けになっていることは勿論、栄養バランスも良くなるように工夫されたレシピなので、食育にはもってこいのメニューでした。
ラーメンは子どもの好きな食べ物トップ3にランクインする食べ物なので、喜んで食べてくれる子も多いですよね。ただ、ラーメン屋さんで食べる場合、
- 脂質が多い
- 味が濃い
- お野菜が少ない
など、お世辞にも健康的な食事とは言えません。ましてやインスタントラーメンとなると、添加物なども気になるところです・・・だからと言って「ラーメンは健康に良くないから禁止」にしてしまうのも極端な話ですし、子どもへの食育にもなりません。ではどうすれば良いかというと、下記の3つのポイントを子どもに伝えてあげればいいんです。
- ラーメンで食事を済ませると、必要な栄養が摂れないので、毎日ラーメンではダメなこと。
- お店で食べるラーメンのスープは味が濃く、全部食べると塩分の摂り過ぎになるので、飲むとしても薄めたものを2〜3口程度までにすること。インスタントラーメンの場合は、添加物が多いのでスープは飲まないようにすること。
- ラーメンの時は野菜がほとんど食べられないことが多いので、野菜入りのものを選ぶか、野菜のおかずを追加するか、次の食事で野菜を多めにとるかでバランスをとること。

これらのポイントを子どもの年齢に合わせて、わかりやすく伝えてあげましょう。
小学校高学年の子であれば、上記の内容そのままでもある程度は理解できるかもしれませんが、幼児さんには難しいですよね。なので、幼児さんの場合は「ラーメン食べる時はお野菜も一緒に食べようね。その方が元気になるよ」とか「ラーメンのスープは味が濃いから、飲むと他の物が美味しく食べられなくなっちゃうから、一口にしておこうね」などのように伝えてあげるといいでしょう。
美味しい食べ物だからこそ適切に付き合う方法を伝えていくことも、子どもの食育の大事なポイントなのです。